1990

湘南台文化センター長谷川逸子建築計画工房

地球儀(プラネタリウム)、宇宙儀(市民ホール)、小径、橋、せせらぎといった外部空間を構成する多くのオブジェはひとつのストーリーの下に秩序付けられ、建築と自然(宇宙)との融合が試みられている。建築の表現が多様化している現代は、構造設計者にも適切な対応が求められている。約70%が地下にあるこの建物を一言で例えるならば「小宇宙を載せた船」とでもいえようか。宇宙儀(市民ホール)の構造は、直径37mの球に内接するジオデシックドームである。ドームは正20面体の正三角形を4分割した鋼板パネルを現場防水溶接により一体化してアルミ溶射により直接仕上げられた。地球儀(プラネタリウム)は、直径23m。外被パネルを鉄骨フレームに取り付ける方法を採用。下半球は半剛性サスペンションアーチによって吊り下げられている。

  • 所在地神奈川県藤沢市
  • 施主藤沢市
  • 建築設計長谷川逸子・建築計画工房
  • 構造設計梅沢建築構造研究所
  • 主要用途劇場、文化施設
  • 構造RC造、一部S造
  • 規模地下2階、地上4階
  • 延床面積14,400m²
  • 竣工1990年7月
  • 施設概要市民シアタードーム直径37m/プラネタリウムドーム直径23m/体育館22m×34m
  • 公開プロポーザルコンペ最優秀案
  • 掲載新建築 89年9月号、新建築 91年1月号 他

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